１個の試験片、１回の測定で摩耗回数、垂直荷重、摩擦力及び摩耗体積の関係を示す3次元摩耗形態グラフを作成し、摩耗遷移に対応する臨界荷重決定ができる試験システムです。

複数の試験片を必要としない為試験時間を大幅に短縮でき、煩雑なデータ解析を解消させ優れたデータの収集が可能です。
抵抗力測定に変位計による摩耗量、摩耗痕、引掻き深さの測定を加え、リアルタイムにデータを収集する事で多角的に物性を解析する事ができます。
またＣＣＤカメラ「トライボシステム」を併用する事で摩耗粉の挙動解析、潤滑液の移動状態解析等さらに進んだ試験を行えます。
加重方式はトライボギア伝統のバランスアーム機構を採用し、高い信頼性を確保しています。
一定荷重から連続加重等の試験モードはタッチパネルで簡単に切り換えることが可能です。
加重も分銅を手で載せる従来の機構から数値入力の自動タイプに進化しました。
さらに標準でY方向ステージや角度調整機能付き移動テーブル等豊富な機能を付加しました。

HHS2000S 荷重範囲1～1,000g、荷重変換器容量19.61N
HHS3000S 荷重範囲100～10,000g、荷重変換器容量196.1N