多孔質で溶解性が極めて高い乾燥サンプルを実現
試料(水溶性)を液体窒素に噴霧し凍結させた後、凍結乾燥を行なうことで多孔質な微粒子を得ることができる装置です。
噴霧乾燥法(スプレードライ法)に比べ、表面積が広い多孔質な試料形状になるので、溶解性が高く、凝集性の低い分散性に優れた試料が得られます。
送液量や噴霧圧の調節をすることで粒子径をコントロールできます。
窒素蒸気の拡散を防ぐ逃し弁付容器蓋を装備しています。蓋上部の逃し弁に排気管を接続することで、ドラフト外での操作が可能です。
2流体ノズルのまわりに凍結防止用のヒータを設置しているので、液体窒素の冷気によって2流体ノズルの先端が凍結・閉塞することがありません。(PAT.P)
・処理量：Max.150mL/バッチ
・噴霧用空気圧力調節範囲：20～250kPa（0.2～2.5㎏ /cm²）
・2流体ノズル：呼び径2
・真空断熱容器(容量)：3L